2020年度東大卒業者就職先 学部卒は楽天が院卒はソニーがトップ
東京大学本郷キャンパスの安田講堂
（タイトル）
2020年度東大卒業者就職先 学部卒は楽天が院卒はソニーがトップ
（本文）
2021年（2020年度卒業者）の卒業生の就職先人数は大学生たちのおおよその人気企業の順に順位づけられる。学部生は楽天が前年度9位から１位になった。院生１位は2年連続ソニー。中央省庁への就職は、学部卒業者が財務省と総務省が同率1位、大学院修了者最多は経済産業省である。官公庁の首位は財務省と総務省でともに15人。総務省は前年度に引き続いての１位だが、財務省は8人で6位だったところから人数を2倍近くに増えた。同率３位の外務省と経済産業省は、前年度も10人で同率２位だった。学部卒業生の中央官庁の順位では以下、警察省と農林水産省が8人、防衛省が7人、国土交通省６人、厚生労働省５人、金融庁４人。詳細は略するが大学院卒業者が同じほどの数で入庁している。国家公務員総合職の大学院修了者は修学期間が職歴相当として加算される。厚生労働省の院卒者は学卒者の５人と同数である。経済産業省は学卒者採用が10人なのに対し院卒者は12人である。
学部卒業者の１位は楽天で19名、２位は三菱商事の16名、３位は三菱UFJ銀行で15名、４位はデトロイトトーマツコンサルティングとマッキンゼー・アンド・カンパニーで14名、６位は三井住友と野村證券で13名、８位はPwCコンサルティングと三井物産で12名、10位はNHKとアクセンチュアで11名。
大学院卒業者では1位がソニーで43名、２位がアクセンチュアで33名、３位が日立製作所で28名、４位が中外製薬と野村総合研究所で23名、６位がアマゾンウエブサービスで22名、７位がソフトバンクで21名、８位がNTTデータとトヨタ自動車で20名、10位が富士通で19名。
【解説と考察】
東京大学卒業生の就職先特別に多いのが東京大学そのものである。200名以上が東京大学に就職している。京都大学も同じで50名以上が京都大学に就職する。学者・研究者としての道を歩んでいるためだ。東大卒業者の就職先の人数は必ずしも人気度を表しているのではない。企業の採用人数と東大卒業者の採用人数とは全くべつのことである。通産官僚だった古賀茂明氏は国家官僚の道ではなく給与がよい外国コンサルタント企業を選ぶ東大卒業者が増えていることを明かしている。不動産販売会社や情報通信機器販売会社などは学卒者を大量に採用する。3年あるいは5年すると半数は退職する。
東大生は何を考えて企業に職を得るのだろう。大企業や官庁に就職して安定した人生を歩んでいくことは東大生の肩にのしかかる親の願いである。三井住友銀行、三菱UFJ銀行、ソニーといった日本の大企業にどの大学よりも多くの卒業者が職を得る。表にはでないが東大の理工系の大学院修了者は研究の延長で起業する者が多い。学び研究してきた分野のビジネスが社会にできていないこともあって、起業する道に進んでいくのだ。旧帝大や早慶の大学院の情報通信を終えた者は普通の人が望む憧れの企業を選ぶことができるのが現在の事情である。米国におけるシリコンバレーに似た現象が東京大学で生まれている。
東大卒業者で性格に癖があるなど一般企業に馴染めないと考える人々は予備校講師になる。また塾経営を始める。漫画家の池田理代子は東京教育大学生であったときに家庭教師の稼ぎで学費をまかない、親に送金していたことを明かす。世間は東大生あるいは東大卒に教育方面の信頼を寄せている。人気の予備校講師はweb授業や授業の動画販売などがあって年収１億円を超える。
中央官庁は、学卒業に２留まで許容されていたことから前川喜平氏（文部省次官）、古賀茂明氏（通産省審議官）が入庁している。前川喜平氏は仏教研究に熱中していて就職のことは考えていなかった。二人とも東大法学部卒業で高等学校は麻布である。
中堅私大の日東駒専（にっとうこません）を卒業してメガバンクに職を得た者がいた。法人営業など外回りをする。40歳を前に酒造会社に転職すると身体も気持ちも楽になった。東京大学卒業生でも3～4年は支店で営業を経験させる。後に本部に引き上げて経営戦略の立案や金融商品の開発といった頭脳労働の部署に就かせることが多い。経営者やお金持ちの家を訪ねて、保険や投資信託を勧める仕事をするのは、後の頭脳労働部署で働くための現場知識を得るためでもある。泥臭い現場の営業は東大法学部の知識は要らない。銀行に就職した東大法学部卒業者は精神疾患に陥った。壊れた心を引き摺って生きている。
東京大学経済学部を卒業して日本専売公社に入社した森永卓郎はたばこ屋のおばちゃんと仲良く会話していた。現在は日本の経済アナリスト、エコノミスト、獨協大学経済学部教授である。気安さ、陽気さ、お喋り家といったことが世渡りの助けになる。
東京の私立の雄、開成中高生に宿命づけられているのは東大進学である。中学までは学んだことがりかいできた生徒の幾人かは高校に上がると数学と英語の授業がわからなくなる。このような人は日東駒専に進む。頑張って２浪して明治大学法学部に進んだ者がいた。明治大学に在学していて、早慶入学を目指してす仮面浪人する。早慶入学を果たせず。早慶の一部の学部ではⅠ科目入試をしているが通らなかった。実質５浪で学習院大学文学部哲学科に進学。学習院大学文学部哲学科卒業して学習院大学大学院経済学研究科博士課程に進んで中退する。少しでも聞こえの良い学歴を手に入れようとする行動だ。
（計量計測データバンク ニュース 2021年8月31日付)
2021-08-31-2020-university-of-tokyo-graduates-employment-rakuten-is-the-top-undergraduate- graduate-and-sony-is-the-top-graduate-
東京大学本郷キャンパスの安田講堂
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2020年度東大卒業者就職先 学部卒は楽天が院卒はソニーがトップ
（本文）
2021年（2020年度卒業者）の卒業生の就職先人数は大学生たちのおおよその人気企業の順に順位づけられる。学部生は楽天が前年度9位から１位になった。院生１位は2年連続ソニー。中央省庁への就職は、学部卒業者が財務省と総務省が同率1位、大学院修了者最多は経済産業省である。官公庁の首位は財務省と総務省でともに15人。総務省は前年度に引き続いての１位だが、財務省は8人で6位だったところから人数を2倍近くに増えた。同率３位の外務省と経済産業省は、前年度も10人で同率２位だった。学部卒業生の中央官庁の順位では以下、警察省と農林水産省が8人、防衛省が7人、国土交通省６人、厚生労働省５人、金融庁４人。詳細は略するが大学院卒業者が同じほどの数で入庁している。国家公務員総合職の大学院修了者は修学期間が職歴相当として加算される。厚生労働省の院卒者は学卒者の５人と同数である。経済産業省は学卒者採用が10人なのに対し院卒者は12人である。
学部卒業者の１位は楽天で19名、２位は三菱商事の16名、３位は三菱UFJ銀行で15名、４位はデトロイトトーマツコンサルティングとマッキンゼー・アンド・カンパニーで14名、６位は三井住友と野村證券で13名、８位はPwCコンサルティングと三井物産で12名、10位はNHKとアクセンチュアで11名。
大学院卒業者では1位がソニーで43名、２位がアクセンチュアで33名、３位が日立製作所で28名、４位が中外製薬と野村総合研究所で23名、６位がアマゾンウエブサービスで22名、７位がソフトバンクで21名、８位がNTTデータとトヨタ自動車で20名、10位が富士通で19名。
【解説と考察】
東京大学卒業生の就職先特別に多いのが東京大学そのものである。200名以上が東京大学に就職している。京都大学も同じで50名以上が京都大学に就職する。学者・研究者としての道を歩んでいるためだ。東大卒業者の就職先の人数は必ずしも人気度を表しているのではない。企業の採用人数と東大卒業者の採用人数とは全くべつのことである。通産官僚だった古賀茂明氏は国家官僚の道ではなく給与がよい外国コンサルタント企業を選ぶ東大卒業者が増えていることを明かしている。不動産販売会社や情報通信機器販売会社などは学卒者を大量に採用する。3年あるいは5年すると半数は退職する。
東大生は何を考えて企業に職を得るのだろう。大企業や官庁に就職して安定した人生を歩んでいくことは東大生の肩にのしかかる親の願いである。三井住友銀行、三菱UFJ銀行、ソニーといった日本の大企業にどの大学よりも多くの卒業者が職を得る。表にはでないが東大の理工系の大学院修了者は研究の延長で起業する者が多い。学び研究してきた分野のビジネスが社会にできていないこともあって、起業する道に進んでいくのだ。旧帝大や早慶の大学院の情報通信を終えた者は普通の人が望む憧れの企業を選ぶことができるのが現在の事情である。米国におけるシリコンバレーに似た現象が東京大学で生まれている。
東大卒業者で性格に癖があるなど一般企業に馴染めないと考える人々は予備校講師になる。また塾経営を始める。漫画家の池田理代子は東京教育大学生であったときに家庭教師の稼ぎで学費をまかない、親に送金していたことを明かす。世間は東大生あるいは東大卒に教育方面の信頼を寄せている。人気の予備校講師はweb授業や授業の動画販売などがあって年収１億円を超える。
中央官庁は、学卒業に２留まで許容されていたことから前川喜平氏（文部省次官）、古賀茂明氏（通産省審議官）が入庁している。前川喜平氏は仏教研究に熱中していて就職のことは考えていなかった。二人とも東大法学部卒業で高等学校は麻布である。
中堅私大の日東駒専（にっとうこません）を卒業してメガバンクに職を得た者がいた。法人営業など外回りをする。40歳を前に酒造会社に転職すると身体も気持ちも楽になった。東京大学卒業生でも3～4年は支店で営業を経験させる。後に本部に引き上げて経営戦略の立案や金融商品の開発といった頭脳労働の部署に就かせることが多い。経営者やお金持ちの家を訪ねて、保険や投資信託を勧める仕事をするのは、後の頭脳労働部署で働くための現場知識を得るためでもある。泥臭い現場の営業は東大法学部の知識は要らない。銀行に就職した東大法学部卒業者は精神疾患に陥った。壊れた心を引き摺って生きている。
東京大学経済学部を卒業して日本専売公社に入社した森永卓郎はたばこ屋のおばちゃんと仲良く会話していた。現在は日本の経済アナリスト、エコノミスト、獨協大学経済学部教授である。気安さ、陽気さ、お喋り家といったことが世渡りの助けになる。
東京の私立の雄、開成中高生に宿命づけられているのは東大進学である。中学までは学んだことがりかいできた生徒の幾人かは高校に上がると数学と英語の授業がわからなくなる。このような人は日東駒専に進む。頑張って２浪して明治大学法学部に進んだ者がいた。明治大学に在学していて、早慶入学を目指してす仮面浪人する。早慶入学を果たせず。早慶の一部の学部ではⅠ科目入試をしているが通らなかった。実質５浪で学習院大学文学部哲学科に進学。学習院大学文学部哲学科卒業して学習院大学大学院経済学研究科博士課程に進んで中退する。少しでも聞こえの良い学歴を手に入れようとする行動だ。
（計量計測データバンク ニュース 2021年8月31日付)
2021-08-31-2020-university-of-tokyo-graduates-employment-rakuten-is-the-top-undergraduate- graduate-and-sony-is-the-top-graduate-
